shohei-kun’s blog

自由に書きます。

博士と彼女のセオリー

昨日は博士と彼女のセオリーを見た。 彼女と一緒にAmazon Primeで字幕のもので見た。

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この物語はスティーヴン・ホーキング博士の人生について描かれている。 博士とその妻、ジェーンが主に描かれており、夫がALSとなった妻の辛さが目立つ作品である。


僕はどのような視点で見ていたかというと、自分がALSになったらどうしようとやや不安に思いながらという感じだろう。 しかし自分の動けない姿は今時点ではあまりイメージができず、現代の重圧のようなものから解放されるのではというポジティブな予見も少しあった。 見ているタイミングではあまり自分が動けなくなることをイメージできなかったし、そういうことを考えるとすごく不安になるため考えずにいたというところもありそうである。 トイレも人に行かせてもらわないといけないし、プライドの高い自分には屈辱的だろうと想像できる。


僕の彼女にしても、僕がALSになってお金がなくなったらごめんなさいといったことを映画を見ている途中によくいっていた。 特に「私は頑張る」のようなおべんちゃらは言わない主義のようである。 彼女もALSになったらどうしようということは言っていたのだが、 結局人間は最後は動けなくて人に助けてもらうことになるのだし、生きているだけで価値があるということは伝えておいた。


僕自身、今は自分の能力などに不安があったりと色々あるが、もっと世界全体として考えて見てみると、 自分がその中で上がるというよりは、みんなが贅沢をせずに幸福に生きられる世界を作るというのが重要であるし、自分にもあっているように思える。 動けないから、能力が低いからといって生きていけない社会というのは、結局は最上位の一人しか幸せになれないような社会ではないか。


このような映画は忙しいビジネス社会という視点から人類全体の平和という視点に僕を引き戻してくれる。